蝉時雨が客室に届かない構造——日本の南国リゾートが真夏の音をどう設計したか
七月後半から八月の南西諸島。客室に戻ると、なぜか蝉時雨が消える。沖縄本島ブセナ岬・宮古来間島・奄美大島の三軒を、滞在中に分かることだけで読み解く——夏の音を設計の対象として扱った海岸線リゾートのエッセイ。
最新の Picks
VIEW ALL →しまなみ海道・大三島から生口島へ──瀬戸内の多島海を切り取る一棟貸し5軒
尾道から今治へ橋で島を渡るしまなみ海道。大三島から生口島まで、瀬戸内の多島海を窓いっぱいに収める一棟貸し・少室の宿を、編集部が5軒選んだ。海への向き合い方が一軒ごとに異なる、島を繋ぐ滞在のためのガイド。
瀬戸内・潮待ちの港町の宿5軒 — 鞆の浦と御手洗、欧州客が惹かれる滞在
瀬戸内の潮待ちの港町、鞆の浦と御手洗。商家や蔵を改めた小さな宿が、ヨーロッパからの旅人を静かに惹きつけている。滞在そのものが旅の目的になる5軒を、編集部が選んだ。
沖縄恩納村に増える国際ブランド、Four Seasons 開業前夜の海岸線に立つ5軒
2027年春、万座毛隣接で Four Seasons Resort and Private Residences Okinawa が開業を控える。その前夜にあたる2026年の恩納村で、既に国際ブランドとして滞在型を確立している5軒を、海への向き・ヴィラの独立度・英語対応の深さで読み直す。
ニセコ・倶知安の夏——スキー以外の季節に欧米ゲストが滞在を伸ばす羊蹄山麓の宿5軒
羊蹄山麓の夏のニセコに、スキー以外の季節を選び始めた欧米ゲスト。スキーシーズンの30%以下の単価で連泊するリピーターが指名する5軒を、編集部が選び解説する。
キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート、ヒルトン・ライフスタイルが宮古ブルーに翻訳した1軒の構造
2026年4月開業、Canopy by Hiltonのアジア太平洋初リゾート。平良沿岸に立つ地上12階建て・310室のライフスタイル系1軒を、立地・建築・体験の三軸で読み解く。
灯台のある宿——岬の先端に泊まるという選択 Top 5
水平線の端に小さく白い柱が立ち、夜になるとそれが明滅をはじめる——岬の先端に泊まる旅は、その光のリズムに身を委ねる滞在である。犬吠埼・潮岬・野島埼・足摺岬・安乗崎、日本の名のある灯台のある景観の内側に身を置く五軒。
加計呂麻島と請島・与路島、奄美の南に浮かぶ三島の入江に静かに泊まる5軒
奄美大島の南端、瀬戸内町の沖に浮かぶ加計呂麻島・請島・与路島。フェリーか海上タクシーでしか渡れない三つの小島の入江で、滞在に値する小規模宿を5軒選んだ。
ライブラリーが置かれる位置——国際ブランドのリゾートが読書空間を客室の外に出した話
客室から本を持ち出して、別棟の図書室で読む。Aman 京都・Amanemu・Six Senses 京都の三軒で、国際ブランドが提示する「ライブラリーが置かれる位置」を見比べる。
屋久島・口永良部島と種子島南端、欧米のロングディスタンス旅人が選び始めた南九州離島の宿5軒
屋久島と種子島、その間の口永良部島。山岳信仰・宇宙・火山という三つの異なる地理を海岸線の宿で結ぶ、欧米のロングディスタンス旅人が選び始めた南九州離島の5軒。