和歌山県
九月の海は、八月から〇.八度しか下がらない——水温の頂点と渚の宿の相場が、学校暦の一日でずれるということ
気象庁の平年値では日本沿岸23海域の海面水温のピークはいずれも7月下旬〜8月下旬にある。だが8月から9月への低下は0.5〜0.8度に過ぎず、南西諸島の海は10月中旬でも27度前後を保つ。いっぽう渚の宿の相場は9月1日を境に2割から5割下がる。水温と価格、ふたつの曲線のずれを小浜島・本部町・白浜町の三軒から読む。
フランス語圏の旅人が桜より梅雨明けの海を選び始めた——6月下旬から7月中旬、パリ・ジュネーブ・モントリオール発の予約が伸びた日本の海前宿5軒
桜の京都から梅雨明けの海へ——パリ、ジュネーブ、モントリオール発の予約が、6月下旬から7月中旬の沖縄本島・宮古・石垣・南紀の海前宿に流れ始めた。仏語対応と地中海文化の食観、そして日本の海独自の光を軸に編集部が選んだ5軒。
紀伊半島の南端を東から西へ、熊野灘から潮岬・串本を経て枯木灘の白浜まで4泊5日——本州最南端の岬と黒潮の透明度を継ぐ
紀伊半島南端の海岸線を、東の熊野灘から西の白浜まで4泊5日で継ぐ旅程。碧き島の宿 熊野別邸 中の島、いさなの宿 白鯨、メルキュール和歌山串本、フェアフィールドすさみ、ホテル川久——海の色が刻々と変わる区間の5軒を編集部が選抜。
海辺のリゾートが夜のライトダウンを何時に始めるか——外構照明を21時・22時・23時で消す設計と、星が上がる時刻の話
海辺のリゾートは外構照明を21時・22時・23時と段階的に落とし、客室のテラスに水平線と星を返す。屋久島南部・宮古島東海岸・那智勝浦沖の3軒を、新月期と夏至/冬至の落差で横断する抒情エッセイ。
プールの水温を体温に近づけた宿——海辺のリゾートが「冷たくない水」を選んだ理由
夕暮れのインフィニティの縁に足を入れて、肌が縮こまらない瞬間がある。海前リゾートが「冷たくない水」を選び始めた、三軒の設計の理由を読む。
白浜から串本、紀伊水道の南端に浮かぶ独立棟5軒——黒潮の岬に向けて開いたプライベートプール
白浜の海岸線で、プールの縁を太平洋へ正対させた一棟貸しヴィラを5軒。海への距離と方位を手がかりに、盛夏に泳ぐための独立棟を地図に置く。
白浜から串本、黒潮の岬に開いたプライベートプール——独立棟ヴィラ5軒
和歌山・白浜から串本へ下る海岸線で、プールを太平洋に正対させた独立棟ヴィラ5軒。プールの縁が海と継がれる立地を、岬の方位と海までの距離で並べた夏の一棟貸しガイド。
ガストロノミーを目的地に変えた旅人——海辺の一皿のために滞在を延ばす欧米客の宿5軒
西陽の射すダイニングで、皿が滞在の理由になる。一人の料理人の手のために海岸線へ二泊三泊を投じる旅人へ——和歌山・静岡・三重・福岡、海前の小規模ダイニング宿5軒。
新宮から熊野、那智から串本を経て紀伊大島へ——4泊5日で紀伊半島南東端の海と参詣道を渡る滞在
新宮の朱の鳥居から、勝浦湾の島宿、橋杭岩の道の駅、本州最南端の紀伊大島へ——参詣道と海岸線を継いで4泊5日で渡る紀伊半島南東端の旅程。中の島Score 95、フェアフィールド和歌山串本93。
速度ではなく道中を味わう——本州の鉄路で南端の岬へ、列車を継いで辿り着く秘境の海辺へ3泊4日
新大阪から特急くろしおで紀伊半島を南下、白浜・那智勝浦・串本と宿を継いで本州最南端・潮岬へ辿り着く3泊4日。鉄路と海岸線そのものを旅程の核に組み込んだ、南紀のイティナリー。