アグン山の裾が海へ落ちる島の東側は、バリでいちばん朝が早い。黒砂の入江と珊瑚礁の汀に、他の棟の灯りが届かない距離を保った独立棟が点在する。アメッドからチャンディダサへ、朝陽に正対する5軒を地図で読む。
| # | 宿 | エリア | Score | 棟数 | 海との距離 | 1行特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | シッダールタ・オーシャンフロント・リゾート&スパ | クブ(トゥランベン近傍) | 85 | 32 | 海に面する | 全棟独立、ヴィラは海へ直接降りられる。目の前がハウスリーフ |
| 2 | ザ・グリヤ・ヴィラズ&スパ | アメッド(リパ) | 87 | 14 | 丘の上/浜まで徒歩10〜15分 | 全棟にプライベートインフィニティプール。斜面に段々と配置 |
| 3 | ジ・アンサ・ヴィラズ | アメッド(バニュニン) | 86 | 4 | 2棟が海に面する | 波形の屋根を持つ4棟だけ。棟の間から海が抜ける |
| 4 | バリ・シークレッツ・リトリート | チャンディダサ | 83 | 5 | 汀に接する | 1〜3ベッドルームの5棟。プールの縁の先がそのまま海 |
| 5 | アマンキラ | マンギス | 92 | — | 丘の上/専用の黒砂ビーチ | 高床のスイートが樹冠の遊歩道で結ばれ、三段のプールが海へ降りる |
※ Media Picks Score は編集部の評価軸(立地、棟の独立性、海までの距離、設計、滞在の組み立てやすさ)に基づく指標です。料金は各宿の公式サイトが公表している値のみを記載しています。棟数・広さ・設備は公式サイトの記載に基づきます。
朝陽の側を選ぶということ
バリの旅の記憶は、たいてい西の海に沈む陽のかたちをしている。スミニャックのビーチクラブも、チャングーの稲田の向こうのインド洋も、一日の終わりに視線を集めるようにできている。東海岸はその反対側にある。アグン山が背後にそびえ、海は東に開く。つまり、光は一日のはじまりに正面から届く。乾季の日の出は6時台の前半で、プールの水面が白く灼けるのは朝食の前だ。夕陽の海岸線で「サンセットビュー」が価値を持つのと同じ意味で、東岸ではプールがどちらを向いているかが滞在の質を決める。
この海岸の地形も、西とは違う。アグン山の噴出物が海まで届いた結果、砂は黒く、汀はすぐに深くなる。珊瑚礁が浅瀬を守る入江が飛び石のように連なり、そのあいだを幅の狭い道が縫う。大型リゾートが建ちにくい地形が、結果として一棟ずつ離れた宿を残した。以下の5軒は北のクブから南のマンギスまで、海岸線にしておよそ28km。スコア順ではなく、海沿いに北から南へ並べる。地図のピンをそのまま旅程として読めるように。
1. シッダールタ・オーシャンフロント・リゾート&スパ — バリ島クブ(トゥランベン近傍)
黒い磯のすぐ上に、30棟の独立したバンガローと2棟のプールヴィラ。潜るために来て、朝の海を見るために滞在が延びる一軒。
Media Picks Score: 85 / 100 全32棟(独立バンガロー30棟+オーシャンフロント・プールヴィラ2棟)、オーシャンフロント・リゾート。

なぜこの一軒か
カランガスム県クブ。バリの北東の角にあたる集落で、旅行者の視線がほとんど届かない場所に、32棟すべてが独立した建物として置かれている。内訳は公式サイトによればデラックス・バンガロー18棟、オーシャンフロント・デラックス・バンガロー5棟、スーペリア・バンガロー7棟、そして228平米超のオーシャンフロント・プールヴィラが2棟。既存の樹をできるだけ残して庭を組んだという方針どおり、棟と棟のあいだには常に樹冠が入り、隣の屋根はほとんど視界に入らない。海はすぐ目の前で、ヴィラからは海へ直接降りられる。
棟と海の読み方
この宿の性格を決めているのは、敷地の前面がそのままダイビングとスノーケリングのポイントであることだ。リゾート内にダイビングセンターがあり、ビーチから直接エントリーできる。沈船で知られるトゥランベンは直線でおよそ5km、車で15分ほどの距離にある。海に向かって開いたプールとバーは磯の縁まで張り出し、朝は水面が東からの光をまともに受ける。滞在は4泊以上、7泊以上といった長めの単位で組まれた特典が用意されており、この宿が「通過」ではなく「滞在」を前提にしていることが分かる。
向く人 / 向かない人
-
向く:
ダイビングやスノーケリングを旅の中心に置く人、同じ宿に4泊以上とどまる旅程、観光地の密度より海の透明度を優先する旅 -
向かない:
ウブドや南部の観光を毎日往復したい旅程(片道2時間以上)、段差の少ない動線を必要とする人(公式サイトが敷地内の段差と移動のしにくさを明記)、夜の街の選択肢を求める滞在
具体情報
- 所在: インドネシア・バリ州カランガスム県クブ(北緯8.2538度・東経115.5766度)
- 構成: 独立バンガロー30棟+オーシャンフロント・プールヴィラ2棟(各228平米超、専用庭・海への直接アクセス付き)
- 海まで: 敷地前面が海。ハウスリーフへビーチからエントリー可能
- 施設: オープンエアのレストラン、海に面したプールとバー、スパ、ヨガスタジオ、フィットネス、ダイビングセンター
- 最低宿泊数の目安: 長期滞在特典は4泊から(ダイビング滞在は7泊、年末年始は6泊の設定)
- アグン山まで: 直線12.5km、方角は南西
2. ザ・グリヤ・ヴィラズ&スパ — バリ島アメッド(リパ)
丘の斜面に14棟。すべての棟がプライベートインフィニティプールを持ち、その水平線の先にロンボク島が浮かぶ。
Media Picks Score: 87 / 100 14棟(1〜3ベッドルームのプールヴィラ)、丘上のヴィラリゾート。

なぜこの一軒か
アメッドと呼ばれる海岸は、実際にはひとつの村ではない。北のアメッド集落から南東のアースまで、小さな漁村と入江が数珠つなぎに続く数kmの帯を、旅行者が便宜的にそう呼んでいるだけだと公式サイトは説明する。グリヤはその帯の中ほど、リパの入江を見下ろす斜面に14棟を段々に置いた。1ベッドルームから3ベッドルームまで、どの棟にもプライベートインフィニティプールが付き、プールの縁の向こうにロンボク海峡と対岸の島影が横たわる。斜面に段差をつけて配置しているため、下の棟の屋根越しに海を見る形になり、隣の棟のプールサイドは視界に入らない。
棟と海の読み方
丘の上という選択は、海までの歩数と引き換えに視界の広さを買っている。最寄りのリパ・ビーチまでは徒歩10〜15分、宿の車と運転手による送りも用意される。アメッドの浜はリパ、イブス、ホワイトサンドを除いてほとんどが黒砂で、丸い石が混じる場所も多い。水中に入るなら足を守る靴を持参したほうがいい、と公式サイトは率直に書いている。屋上のラウンジは敷地の最上部にあり、海と山の両方が視界に入る。朝はロンボク島の稜線から陽が立ち上がり、プールの水面が先に明るくなる。
向く人 / 向かない人
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向く:
棟ごとのプールで一日の大半を過ごす滞在、記念日やハネムーンの2人旅、3世代や友人グループでの2〜3ベッドルーム利用 -
向かない:
部屋から裸足で砂浜に出たい旅(浜までは坂道を10〜15分)、車の運転を伴わない身軽な移動を望む人、白砂のビーチを主目的とする滞在
具体情報
- 所在: インドネシア・バリ州カランガスム県アバン郡(北緯8.3479度・東経115.6789度)
- 構成: 14棟。1ベッドルーム/1ベッドルーム・デラックス/2ベッドルーム/3ベッドルーム、全棟にプライベートインフィニティプール
- 海まで: リパ・ビーチまで徒歩10〜15分(宿の車での送りあり)
- 空港から: ングラ・ライ国際空港(DPS)から車でおよそ2時間30分。公式サイト直予約かつ3泊以上で往復送迎
- 施設: レストラン、屋上ラウンジ、カフェ、スパとサウナ、ジム
- ベストシーズン: 公式サイトは4月から10月を推す(乾季で湿度がやや低い)
- アグン山まで: 直線18.8km、方角はほぼ真西
3. ジ・アンサ・ヴィラズ — バリ島アメッド(バニュニン)
波形の屋根を持つ棟が4つだけ。棟と棟のあいだの通路が、そのままロンボク海峡への額縁になっている。
Media Picks Score: 86 / 100 4棟(1ベッドルーム1棟+2ベッドルーム3棟)、全棟プライベートインフィニティプール付き。

なぜこの一軒か
棟数が少ないほど、棟と棟の関係は設計として露出する。アンサは4棟しかない。海に面した2棟(ジャティとベンキライ)は同じ設計で並び、その背後の2列目にウリンとスアールが置かれる。棟の名はいずれもインドネシアの木の名前で、実際に外壁や屋根の格子にその材が使われている。特徴的なのは波形に反った屋根で、庇が深く、海からの風が室内を抜ける。全棟にプライベートインフィニティプールがあり、いずれもロンボク海峡に正対する。上の写真は棟のあいだの通路から海を見た構図で、この宿の設計思想がもっとも端的に現れた一枚と言える。
棟と海の読み方
2列目という言葉には、通常マイナスの響きがある。海に面していない、という意味だからだ。ところがアンサの敷地は斜面にあり、2列目の棟は前列の屋根の上を越えて海を見る。前列と後列で見える海の高さが違うだけで、遮られはしない。棟数が4という数字は、プールが4つ、宿泊者が最大でも十数名という意味でもある。プールサイドで他人の声が聞こえない確率は、棟間距離ではなく総棟数によって決まる——この宿はその単純な事実の上に立っている。小さなスパがあり、施術は棟で受けることもできる。連泊を前提としたパッケージは2泊以上から設定されている。
向く人 / 向かない人
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向く:
静けさを最優先する2人旅、4棟を貸し切って過ごす家族やグループ、建築とインテリアの細部を旅の目的に含める人 -
向かない:
大型リゾートの設備(複数のレストラン、キッズクラブ、大浴槽)を求める滞在、当日の思いつきで動く旅程(棟数が少なく空室が出にくい)、夜遅くまで食事の選択肢が欲しい人
具体情報
- 所在: Jalan Raya Amed–Seraya, バニュニン, アバン郡カランガスム県(北緯8.3596度・東経115.6979度)
- 構成: 全4棟。ヴィラ・ジャティとヴィラ・ベンキライ(各2ベッドルーム・海に面する)、ヴィラ・スアール(2ベッドルーム)、ヴィラ・ウリン(1ベッドルーム)
- プール: 全棟にプライベートインフィニティプール(ロンボク海峡向き)
- 定員: 1ベッドルーム棟は2名、2ベッドルーム棟は4名
- 最低宿泊数の目安: ウェルネス、スノーケリング、ハネムーンの各パッケージは2泊以上
- 施設: 小規模スパ(マッサージ・トリートメント)、朝食、アクティビティ手配
4. バリ・シークレッツ・リトリート — バリ島チャンディダサ
プールの縁の先に、防波の石積みと珊瑚礁。チャンディダサの汀に接した5棟の独立ヴィラ。
Media Picks Score: 83 / 100 5棟(1〜3ベッドルーム)、オーシャンフロントのヴィラ。

なぜこの一軒か
チャンディダサは1980年代に一度、開発の波を受けた海岸だ。その際に沖の珊瑚が石灰の材料として切り出され、砂浜が波にさらわれた。いま汀に並ぶ石積みの突堤は、そのあとに海を押し戻すために積まれたものだ。バリ・シークレッツ・リトリートの5棟は、その汀の際に建つ。ヴィラ・カウリー(1ベッドルーム)、ヴィラ・ナウティルス(2ベッドルーム)、ヴィラ・アメジスト(1ベッドルーム)、ヴィラ・クォーツ(3ベッドルーム・2階建て・最大7名)、ヴィラ・コーラル(1ベッドルーム)。プール付きの棟では、水面の縁と海面のあいだに何も挟まらない。
棟と海の読み方
東岸の中でもこの一帯は、朝陽の角度がやや南寄りに振れる。北のアメッドからは真東に近い方角から陽が上がるのに対し、チャンディダサでは湾の向きの関係で、ロンボク島よりもヌサ・プニダの島影が朝の水平線に入りやすい。集落の中心までは1kmほどで、レストランや商店が徒歩圏にある。北の3軒が「village の只中の孤立」だとすれば、ここは「小さな町の端の静けさ」だ。滞在中に食事を外に出したい人、夜に散歩をしたい人には、この距離感が効いてくる。公式サイトによる公表料金は1泊Rp3,400,000から。
向く人 / 向かない人
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向く:
家族やグループでの一棟利用(3ベッドルームは最大7名)、キッチン付きで自炊も選べる滞在、東部と南部を往復する旅程の拠点 -
向かない:
砂浜での海水浴を主目的とする旅(汀は石積みと岩で、遠浅の砂浜ではない)、リゾート然としたサービスの厚みを求める人、全棟にプールが必要な予約(棟によって構成が異なる)
具体情報
- 所在: インドネシア・バリ州カランガスム県チャンディダサ(北緯8.5077度・東経115.5625度)
- 構成: 全5棟。1ベッドルーム3棟、2ベッドルーム1棟、3ベッドルーム1棟(2階建て・最大7名)
- プール: インフィニティプールを持つ棟あり。カウリーとアメジストは専用のプランジプール
- 海まで: 汀に接する。ヴィラのテラスの先が海
- 公表料金: 1泊Rp3,400,000から(公式サイト記載)
- 設備: 全棟にキッチン、エアコン、Wi-Fi。24時間の警備
- チャンディダサ中心まで: 直線約1km
5. アマンキラ — バリ島マンギス
高床のスイートが樹冠の遊歩道で結ばれ、三段のインフィニティプールがアムック湾へ降りていく。東海岸の設計原型。
Media Picks Score: 92 / 100 全棟が独立したスイート(94平米から660平米)、丘上のリゾート。

なぜこの一軒か
上の俯瞰写真を見れば、この宿がなぜ東海岸の設計原型と呼ばれるかが一目で分かる。黒砂の汀に平行して、緑の斜面に屋根が点々と散っている。棟は連続せず、フランジパニの並木道と樹冠を抜ける遊歩道で結ばれる。高床という選択によって、斜面を削らずに水平な床を得ている。プールを持つスイートは204平米のプールスイート、302平米のキラサリ(11.7mのプライベートインフィニティプールを備える)、250平米のインドラキラ、そして660平米の2ベッドルーム・アマンキラスイートまで。海に面した高床のオーシャンスイートとガーデンスイートは94平米で、テラスがそのまま生活の場になる。
棟と海の読み方
敷地の中心には三段に連なるインフィニティプールがあり、水面が段ごとに落ちながら海へ向かう。丘の下、ビーチクラブの先には専用の黒砂ビーチが広がる。つまりこの宿は「丘の上の眺め」と「汀の時間」を、標高差で分けて両方持っている。背後にはアグン山があり、ここでは北の方角に見える。アメッドで真西に見えた同じ山が、南に下るにつれて北へ回り込む——この単純な事実が、東海岸のどこにいるのかを示す最も確かな指標になる。ングラ・ライ国際空港からは直線でおよそ48km、この記事の5軒のうち南部から最も近い。
向く人 / 向かない人
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向く:
国際ブランドのサービス水準を前提にする滞在、記念日の2人旅、空港から東海岸へ直行して数泊する旅程 -
向かない:
一棟貸しの完全な自炊・自立型滞在を求める人、坂道と階段の多い敷地が負担になる旅、ダイビングを毎日の中心に置く旅程(北のクブやトゥランベンまで1時間以上)
具体情報
- 所在: インドネシア・バリ州カランガスム県マンギス(北緯8.5008度・東経115.5275度)
- スイートの広さ: ガーデン/オーシャンスイート94平米、ガーデンプール/プールスイート204平米、インドラキラ250平米、キラサリ302平米、2ベッドルームのアマンキラスイート660平米
- プール: 敷地中央に三段のインフィニティプール。キラサリは11.7mの専用インフィニティプール
- 海まで: 丘の上。ビーチクラブを経て専用の黒砂ビーチへ
- 空港から: ングラ・ライ国際空港(DPS)まで直線約48km
- アグン山まで: 直線17.7km、方角はほぼ真北
よくある質問
Q. ベストシーズンはいつですか?
A. 乾季にあたる4月から10月、とりわけ海が凪ぐ6月から9月です。ザ・グリヤの公式サイトも4月〜10月を推しており、7月・8月とイースター、年末年始が繁忙期にあたると説明しています。この時期の日の出はおおむね6時台前半(バリ時間)で、東岸では朝食前にプールの水面が明るくなります。雨季(11月〜3月)は海が濁りやすく、ダイビングやスノーケリングの視界も落ちます。
Q. 空港からのアクセスと所要時間は?
A. 玄関口はングラ・ライ国際空港(DPS、デンパサール)です。南のマンギス・チャンディダサ方面は直線で約48〜51km、車でおよそ2時間。北のアメッドやクブまでは直線で約71kmですが、山沿いの道を回るためザ・グリヤの公式サイトは車で約2時間30分と案内しています。ザ・グリヤは公式サイト直予約かつ3泊以上で往復送迎を用意しています。
Q. 最低宿泊数はどのくらい見ておくべきですか?
A. 移動時間を考えると、この海岸は2泊以上、できれば3泊以上が現実的です。実際、ジ・アンサ・ヴィラズの各パッケージは2泊以上、ザ・グリヤの送迎特典は3泊以上、シッダールタの長期滞在特典は4泊以上(ダイビング滞在は7泊)が条件になっています。宿側の設定そのものが、この海岸の滞在の単位を示していると読めます。
Q. 子ども連れでも滞在できますか?
A. 2〜3ベッドルームの棟を持つ宿が多く、家族での一棟利用に向きます。バリ・シークレッツ・リトリートの3ベッドルーム棟は最大7名、ジ・アンサ・ヴィラズの2ベッドルーム棟は4名まで。ただし東海岸は斜面と段差の多い地形で、シッダールタは公式サイトで敷地内の移動のしにくさを明記しています。プールが各棟に付く形式は、小さな子ども連れの場合は柵の有無を予約時に確認しておくのが確実です。
Q. 英語は通じますか。日本語対応は?
A. 5軒とも公式サイトは英語で運用され、予約・問い合わせも英語で完結します。シッダールタはドイツ語版のサイトも持ち、欧州からの長期滞在客が多いことがうかがえます。日本語対応を明示している宿は本記事の5軒にはありません。空港送迎や現地ツアーの手配も英語でのやり取りが基本になります。
Q. アグン山の火山活動は滞在に影響しますか?
A. アグン山は活火山で、直近では2017年から2019年にかけて噴火し、一時は空港が閉鎖されました。旅行を計画する際は、インドネシア・エネルギー鉱物資源省の火山地質災害軽減センターが公開する火山活動状況(MAGMA Indonesia)と、外務省海外安全ホームページを出発前に確認するのが確実です。本記事の5軒はいずれも山頂から直線12〜21kmの範囲にあります。
本記事の参考情報
・MAGMA Indonesia(インドネシア・エネルギー鉱物資源省 火山地質災害軽減センター) — 火山活動状況の公式情報
・Wikipedia: アグン山 — 1963年噴火と東海岸の地形
・Wikipedia: Amed, Bali — アメッド周辺の集落と製塩の歴史
・Wikipedia: Candidasa — 珊瑚採取と海岸侵食の経緯
編集部から
この5軒に通底するのは、海に対する建物の置き方だ。西海岸のリゾートが夕陽に向かって正面を開くのに対し、東岸の宿は朝の光をどう受けるかで配置が決まる。丘の上に段々と置くか、汀の際まで降りるか。棟を4つに絞るか、32棟を樹のあいだに散らすか。どれも「静けさ」という同じ目的地への、異なる経路である。乾季の凪の時期、朝6時台にプールの縁に座ってみると、その設計の差が体感として分かる。次はどの入江の、どの高さから海を見るだろうか。